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【報告】国際シンポジウム「グローバリゼーションと地域」 持続可能な社会の形成に向けた「場の教育」 実施報告

先日実施された、当学会が後援した国際シンポジウムの実施報告が届きましたので、掲載します。

 

国際シンポジウム「グローバリゼーションと地域」・・・持続可能な社会の形成に向けた「場の教育」  実施報告

日時:2017年1月21日(土)、22日(日)

場所:立教大学(21日)、早稲田大学国際会議場(22日)

参加者数:21日参加人数 94名、22日参加人数約60名

特別ゲスト:

ブロンウィン・ヘイワード氏(ニュージーランド在住、カンタベリー大学、政治学者)

カール・ベンクス氏(日本在住、建築家)

桃井和馬氏(写真家、ノンフィクション作家)

後援:日本環境教育学会、日本野外教育学会、持続可能な開発のための教育推進会議、日本環境教育フォーラム、森のようちえん全国ネットワーク

助成:独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金

共催:立教大学ESD研究所、早稲田大学留学センター

主催:特定非営利活動法人ECOPLUS

シンポジウムの内容報告

 特別ゲストのブロンウィン・ヘイワードさんの、子どもと民主主義と教育の基調講演は、政治の角度から、私たちの生き方を問う、穏やかでかつ刺激的な内容でした。「Practice Democracy Everyday(毎日が民主主義)」「Make Decision Everyday(毎日の暮らし一つひとつを自分で選ぶ)」という言葉は、日々、自分が、仲間たちと一緒に社会を作って行こうという強いメッセージでした。
 カール・ベンクスさんは、「よみがえる古民家」という講演で、日本の古民家で使われている木を組み合わせる技巧など、日本の木造建築の持つ素晴らしさを強調し、古民家を次々に壊して、工場で出来た安価な住宅に置き換えているのは、「宝石を砂利に置き換えているようなものだ」と、日本という場が育んだ文化が、グローバリゼーションの経済合理性の中で一気に消えようとしていることを嘆きました。
 写真家の桃井和馬さんは、インド北東部のラダックを題材に、いかに伝統文化がグローバル化の中で、崩れていくか。残る文化と残らない文化について、美しい写真とともに語りました。
 21日の午後の後半からは分科会、22日は、壇上と会場全体での討論が展開されました。子育て、地域おこし、環境教育、持続可能性教育、野外教育、国際化などの様々な分野の人々が集まり、「豊かさとは何か」「どういう場所で、どう生きるべきか」などを真剣に考えた2日間でした。

 シンポジウムの様子は、報告書にまとめ公表します。